複合材の特徴

複合材には概ね以下2点の特徴があります。

1.　高強度・高剛性・低熱膨張
非常に頑丈であり、かつ疲労強度も高く、変化に強い性質があります。

2.　設計方法が複雑
『Black Aluminum構造』による複合材構造を採用し、性能を担保しています。


現状、国内では高価で高性能な炭素繊維複合材の性能を生かせず、顧客の要求に対応できません。
結果として高価で、重量軽減のない、低性能製品となります。
低付加価値製品では産業として欧米諸国に対抗できません。


弊社では、以下の４段階にしたがって顧客の設計能力向上を支援致します。

1.　設計指導 : 設計方法の教育
2.　請負設計 : 当社主体の設計（出発点）
3.　設計支援 : 依頼元の設計に助言
4.　独自設計 : 依頼元のみで設計（目標）

炭素繊維複合材の医療分野における高い優位性

弊社では上記までの炭素繊維複合材の利点を活用し、医療分野（整形外科分野）へ応用します。
特に金属製の医療器具と比較し、以下のメリットがあります。

1.　複合材は樹脂であるため比重が軽く、扱いやすくなります。
2.　複合材は丈夫です。従来品（主にチタン製）と比較して繰り返し疲労による破壊に強く、よくしなります。
3.　複合材はレントゲンに映りません。CT映像を用いた場合でも患部の確認が容易となるため、より正確に診断できます。
4.　樹脂であるため金属アレルギーが発生せず、良好な経過を期待できます。
5.　樹脂であるため金属に比べて気温の影響を受けにくく、装着後に体温差が生じにくいことが期待できます。